南伊豆米店

ロゴ

苗づくりから始める
「米屋」です

アグリビジネスリーディングが作った米は「南伊豆米店」という名でお届けしています。
かつて一反の耕作放棄地を生き返らせたのがきっかけで、
現在管理する田んぼは合計約10ヘクタールになりました。
「いっぱい食べても安心なお米がほしい」
「おかわりしたくなる玄米が食べたいなあ」
届く要望に応えることに、いつしか夢中になっていました。
稲が自力で力強く生きられる環境を用意して、
土地と規模に合うように、苗づくりから始める「米屋」です。
稲が太陽と水、微生物の力の循環で育つように
「期待に応えて、喜んでもらう」の循環で南伊豆米店は成長しています。

人ファーストではなく、稲ファーストにもせず

いい稲は、色がさめて、すっとした立ち姿。
稲にとっての居心地のよさが現れていると考えています。
殺虫剤や除草剤が排除しようとしている相手は、もともと稲の共存相手。
草が生え、虫が生き、食物連鎖を守ることで稲は自力で強く育ちます。
南伊豆米店では人間が稲を育てていると考えていません。
人と他生物の「おかげさま」の持ちよりで、稲は豊かに実をつけ、人は米を食べられる。
それぞれの能力を最大限に生かしてあげたいという思いで米を作ります。

南伊豆米店が作る
「無農薬米」「特別栽培米」の違い

減農薬

借りたばかりの荒れた田んぼは扱いにくいため、最初はほんの少しの農薬を使います。「減農薬→特別栽培→無農薬」と段階を踏んで徐々に栽培方法を切り替えていきます。

5年

特別栽培米

無農薬とほとんど変わりませんが、田植え時に除草剤を撒く工程があります。未来を見据えて持続的に自家製ボカシの割合を増やし、手を抜かず管理をしてきたことで年々楽になりながら品質を上げています。
使う除草剤も年々少なく済むようになっています。

5年
5年

無農薬

長い年月をかけ有機JAS認証を取得できる状態まで持ってきた田んぼで収穫しています。草や虫、微生物などそれぞれの力の恩恵を受けている豊かな環境で育てています。

5年
大喜米
大喜米

大喜米は健康な田んぼで実ります

南伊豆米店のつくる米はすべて“大喜米”と呼びます。
一切の農薬も使わず育った無農薬米と、
無農薬を目指し、現在はわずかな除草剤を使用している特別栽培米の2つがあります。
古典米の愛國、カミアカリ、あいちのかおり、きぬむすめ、ミルキークィーンなど品種は様々。
有機JAS認証をうけている圃場にて、有機JASにのっとった肥料も自家製作しています。
除草は地道に人力でチェーン除草や田車のほか、アイガモロボも活躍中!
重要な除草と水のコントロールは、せき板をはめたりの工夫を試行錯誤し、
それが周りの農家の方々にも広がり、エリア全体の田んぼが健康的なのが自慢です。

それぞれの田んぼの出来を味わって、値をつけます

南伊豆には米の名産地のような広大な田んぼはありません。
海に近い田んぼ、山深い場所の田んぼ、神社前の一角など
こじんまりした田んぼもたくさんあります。
場所が違えば水や日当たりも変わるためか
同じ品種の稲を植えても場所によって味が違ってきます。
その驚きがとても楽しい。
ワインはぶどう畑によって味わいが違い、銘柄が変わるように
南伊豆米店の米も今年の出来を味わってみて、値付けをしています。

<価格の決め方を改定しました>

これまでは農協の買取価格や、一般的な小売価格を参考にしてきました。そこに減農薬栽培・特別栽培・無農薬栽培のそれぞれの生産コストを考慮し、各田んぼごとの味の評価で設定していました。今年も考え方はおおむね同様ですが、資材費や人件費、固定費の上昇を考慮し、栽培コストを厳密に計算して持続生産が可能な販売価格を決定する事としました。ただ、あまりにも市場価値との差が出て売れ残ったら何もならないので、栽培技術の向上やアイガモロボ導入で効率化を図るなどコスト削減を進めています。
南伊豆米店の販売価格をお客様に納得して買っていただけるように、お客様との信頼関係を大切に考えていきます。

南伊豆米店で作る品種

「愛國米」


南伊豆米店にとって最も特別な品種です。亀の尾、朝日、神力と並ぶお米の4大原種で、コシヒカリ、ササニシキ、ひとめぼれなどの祖先にあたります。2008年に愛國米のルーツは南伊豆だと学会で発表され、種を取り寄せて栽培を開始。稲の背が高く扱いづらいことで日本で数人しか作っていない品種です。南伊豆米店では肥料を減らしながらかっこいい稲を作ることに成功!無農薬でしっかり作れば収量もしっかり取れる美味しいお米です。米粒が玉のように丸く特徴的で、口に入れると現代のお米にはない、もぐもぐ感を味わえます。

愛國米

多品種と違いがわかりやすく「芒(のげ)」が濃いピンク色です

収穫が近い二條の田んぼ

「カミアカリ」


静岡県藤枝市で発見された巨大胚芽を持つ玄米専用品種のお米です。通常の玄米の3~4倍の大きさの胚芽が特徴で、プチプチとした食感と、玄米特有のえぐみが少ない甘みが楽しめます。

「ミルキークイーン」


ミルキー クイーンは、コシヒカリを突然変異させて誕生した低アミロース米で、強い粘りとモチモチとした食感が特徴です。冷めても硬くなりにくいため、お弁当やおにぎりにも適しています。また、白濁した粒が多いのも特徴の一つです。玄米で食べるのもオススメ!

「農林1号」


日本の農業において重要な役割を果たしたイネの品種です。特に、コシヒカリなど、現在広く栽培されている多くの品種のルーツで、粒が小さくしっかりとした甘みがあり、粘りが少ないためさっぱりとした食感が特徴です。

「きぬむすめ」


炊き上がりの白さとツヤが特徴で、粘りがあり、冷めても美味しいお米です。コシヒカリと同等かそれ以上の食味を持つと評価されることもあり、栽培地域によってはコシヒカリを上回る美味しさとも言われます。

「あいちのかおり」


大粒でしっかりとした食感で食べ応えがあり、満足感のあるのが特徴です。粘り気がありながらも、さっぱりとしていてクセがなく、適度な甘みがあります。冷めても美味しく、おにぎりやお寿司、丼物にも向いています。

「にこまる」


粒張りが良く、艶があり、粘りが強いのが特徴のお米です。高温に強く、品質が安定しているため、温暖化が進む中でも安心して栽培できる品種として注目されています。また、食味ランキングで最高ランクの「特A」を獲得するほど、その美味しさも折り紙付きです。

「葵美人」


静岡県で育成された水稲のもち米の品種で、食味が良いことが特徴です。特に、きめが細かく柔らかい食感のお餅や、食べ応えのあるおこわになると評価されています。

<販売時期カレンダー>※令和7年度の状況です。

ご注文はLINEにて

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それぞれ「白米・玄米・胚芽米」からお好みに合わせてご注文を承ります。

白米

誰もが食べやすいところまで精米したお米です。炊飯時に水分を多く含み、ふっくらとした仕上がりになります。

分づき米

玄米を精米する際に、糠や胚芽をある程度残したお米です。栄養価と食べやすさのバランスで3分、5分、7分とお好みに合わせてご注文いただけます。

玄米

稲の実から籾殻(もみがら)だけを取り除いた、精米していないお米です。ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。長期保存ができるためご家庭に精米機がある方は都度精米していただくと美味しさが際立ちます。

送料について

佐川急便の送料一覧をご覧ください

お支払いについて

○店舗での受取の場合は現金でのお支払いも可能です。
○ゆうちょ振込
○静岡銀行振込(ネットバンキング対応)

南伊豆米店のお米を
日本酒に

南伊豆米店が育てた米から日本酒ができました。
米の作り手と酒の作り手が一緒に贈る、その年ごとの味を楽しむお酒です。

一反の田んぼから

萩錦酒造「一反の田んぼから」

農薬不使用 きぬむすめ使用

静岡では少数の酒蔵のみが続けているという手間のかかる生酛づくりで、ひとつひとつ丁寧に仕込む酒蔵、萩錦酒造。縁があり、実際に田植え作業をしに南伊豆へ足を運んでくれました。粘土のような足が抜けづらい土壌に素足で入り、酒蔵が田植えをするところから始まった「一反の田んぼから」はすっきり、くっきり、着飾らない味わい。
杜氏の友人の画家・角谷沙奈美さんの絵をあしらい、感覚で伝えるパッケージに仕上げました。
ー酒蔵よりー
酒米以外での製造や90%の低精白でのお酒造りも初めてでした。生酛造りでのより深い味わいを愉しめるように製造しました。角谷さんの言葉、「私は日常の中からテーマを拾い、制作しています。個々の小さな世界の連続が、外の大きな世界を作っているのならば、集団の中で埋もれてしまう個人的な些細な出来事や経験の中に、世界の根源のようなモノを見つけられるのではないかと思っています。」という言葉を、このお酒に触れることで、また作品を眺めることで、体内に取り込むことで考えを巡らせてもらえたらと思います。

2023年収穫分より製造
2024年 初出荷
アルコール:15度/容量:720ml
販売場所:湯の花直売所にて800本限定販売

志太泉酒造「身上起」

志太泉酒造「身上起」

特別栽培 愛國使用

「愛國」は、明治から昭和にかけて東日本で盛んに栽培された米。ルーツは南伊豆町で高橋安兵衛が発見した「身上早生」という品種。南伊豆町から蚕種家・本多三学によって遠い宮城県に渡り、篤農家・窪田長八郎らによって研究されて「愛國」は日本の米の4大原種とされました。現代で愛されるコシヒカリやササニシキなどの数々の品種の親でもある愛國。愛国にとっては古里・南伊豆町で栽培を復活させ、酒屋と農家が手を組んで日本酒を作りました。
ぬる燗で飲むと味が広がり、奥深さを感じられます。

2012年収穫分より製造
2013年 初出荷
アルコール:16度/容量:720ml
販売場所:南伊豆町限定/酒匠蔵しばさき・菰田商店

高嶋酒造「愛国生酛 白隠正宗」

高嶋酒造「愛国生酛 白隠正宗」

特別栽培 愛國使用

「神力」「亀の尾」「旭」とともに水稲4大原種とうたわれた南伊豆が発祥の地とされる「愛國」。
生酛造りで野性味を生かしたドライな口当たり。
平成23年から醸造、「愛国純米酒生酛造り」は、令和7年仕込みをもちまして販売が終了となりました。
数量限定販売:お求めは白隠正宗特約店にお問い合わせください。

2010年収穫分より製造
2011年 初出荷
アルコール:15度/容量:720ml
販売場所:地酒と地場産品の店 豆州庵

\誰でも田んぼのオーナーに!/

お米作りサポート制度

稲作をしてみたくても大変そうで尻込みしていませんか?
幼い頃の食事中に「お百姓さんが苦労して作ってくれたんだから、ご飯を残してはいけない」と教えられた方も多いと思います。
ありがたみを感じる一方、「お米作りは大変」というイメージが強いのではないでしょうか。
もちろん鍬で耕す時代を思うと、とてもとても大変です。
けれど今は田起こし、田植え、稲刈りも機械にサポートしてもらえます。

「子どもと稲作に挑戦したい」
「気の合う仲間と田んぼをシェアしたい」
「半農半Xの暮らしをしてみたい」

体力に自信がなくても、経験がゼロでも、知識がなくてもまったく大丈夫!
それぞれのスタイルに合わせた技術的なサポートや、苗の提供もいたします。
お米作りは想像よりずっと気軽に始められます。
秋はめいっぱい自分の新米を頬張りましょう!

くわしくはお電話またはメールでお問合せください。

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南伊豆米店の様子をお届けします
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